直接原価計算

これまでに、『売上から変動費を引いた利益で固定費をまかなう』というお話をしてきました。


その考えに基づいて、前回の表を組み替えてみます。つまり、

・売上原価に含まれている配賦された間接費

・販管費に含まれている製品個別の固定費

これら2つを入れ替えます。

製品 A B C 合計
売上高 100 200 300 600
変動費 55 90 130 275
限界利益 45 110 170 325
個別固定費 11 30 20 61

貢献利益

34 80 150 264
共通固定費 220
(製造間接費) 160
(販管費) 60
営業利益 44
貢献利益率 34% 40% 50%  

 

各製品に直接紐づけられる費用を、売上から先に引いてあげると、『各製品が共通費をまかなう利益』つまり貢献利益が計算できます。

この貢献利益率が低いものからテコ入れするのです。

これ例では、製品Aを先に着手するというのが正解です。