経費精算システム導入時の注意点

経費精算は手間がかかるので、システム化を進めている会社さんも多いかと思います。

営業マンは、わざわざ外出から戻って精算する必要があるし、経理は、その都度現金用意しておく必要があります。

 

ワークフローシステム化して、営業マンには自分で精算申請をしてもらい、承認がおりたら振込する、という風にしてしまえば楽になります。

 

が、ここで注意すべき点があります。

 

原価管理をする会社は、『原価計算ができるように』経費精算システムを導入する必要があります。

というのは、技術者がホームセンターでクギを買った、秋葉原で電子部品を買った、というのが販管費にされてしまうと原価計算の精度が下がるからです。


ある製造業の会社では、経費精算システムを導入するとき、原価管理がわかる人がプロジェクトにいなかったため、費目(勘定科目)と発生部門しか入力できないシステムにしてしまいました。

いまでもその会社は、原価計算の精度が上がらずに苦労しています。