労務費を記録する時の注意点

労務費を計算する元資料として、作業した人全員に手書きの日報をつけてもらっている会社さんがいらっしゃると思います。

 

製品・サービスの数が少なかったり、作業者の人数が少なかったりすれば、それでも構いません。

しかし、製品・サービスや作業者の人数が増えてくると、手書き日報の集計だけで時間がかかってしまい、タイムリーに原価計算できないことになります。

先月の原価レポートが、今月20頃になって出てきて、この費用が増えてるから今月から下げよう、と思っても後の祭りです。

 

こういった場合、

・コンピュータを使用して、作業者に日報を入力してもらう

・作業者全員の日報は原価計算に使わず、ライン長の報告書を使う

といった方法が考えられます。

 

コンピュータ慣れしていない人が多かったり、コンピュータの台数が少ないときは、後者の方法は非常に有効です。

つまり、ライン長に、何月何日、どの製品を何個作るために、作業者何人が何時間働いたか、を記録して集計すれば、集計にかかる手間がぐっと減ることになります。