製品の設計が終わって、すでに量産体制にはいった段階で、コストダウンを図ろうとしても、思ったようにはコストが落ちてくれません。
せいぜい 5% 落ちれば御の字、といったところでしょう。
上の図は、製品の原価を決めるタイミングと、製品の原価が発生するタイミングを比較した図です。
この図が示すように、製品の原価は、開発から設計の段階で8割方決まってしまうのです。
そのため、あとからコストダウンに取り組んでも後の祭りなのです。
近年は、こういう問題点を解決するため、設計段階から原価を意識した取り組みを行うことが多くなっています。
この取り組みを原価企画と呼びます。
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