社内の啓蒙活動を怠らない

原価管理を導入するうえでは、社内の啓蒙活動も重要なポイントです。


これまで原価管理をしていなかったのであれば、従業員の方たちは原価管理がどれだけ重要で、どれだけカイゼンに役立つのか十分に理解していないかもしれません。

従業員が協力して全社を挙げて取り組まないと、原価計算できる情報が集められるまでに時間がかかったり、精度が上がらなかったりすることになります。


たとえば、これまで仕損を月末に棚卸で把握していたとすると、来月から『仕損は製品ごとに記録するように』とルール化しても、守らない人が出てきます。
なぜ、こういう情報を記録するのかといったことを含めて、社内研修・外部セミナーを活用した啓蒙活動が必要です。